あい【靄】
[音]アイ(呉)(漢) [訓]もや 1 もや。「晩靄」 2 雲やかすみがたなびくさま。「靄靄」
あい‐ぜん【靄然/藹然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 雲・霞(かすみ)などがたなびいたり、もやが立ちこめるさま。「—たる暁霞(ぎょうか)」 2 気分などが穏やかでやわらいださま。「掻(かき)乱されし胸の内は—とし...
あい‐そ【愛想】
《「あいそう」の音変化》 1 人に接するときの態度。また、人当たりのいい態度。「店員の—のいい店」「—のない返事」 2 人に対する好意・信頼感。「—を尽かす」 3 (多く「お愛想」の形で) ㋐相...
あい‐たい【靉靆】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 雲や霞(かすみ)などがたなびいているさま。「真直(まっすぐ)に立ち上る香の煙、—と棚引き薫じて」〈木下尚江・良人の自白〉 2 気持ちや表情などの晴れ晴れしな...
アイヌ‐たちつぼすみれ【アイヌ立壺菫】
スミレ科の多年草。タチツボスミレの近縁種。高さ約20センチ。葉は心臓形。初夏、紫色の花が咲く。北海道、本州北部に分布。
あおい‐すみれ【葵菫】
スミレ科の多年草。山野や路傍の湿地に生える。葉は根生し、心臓形。早春、淡紫色の花を開く。ひなぶき。
あお‐だいしょう【青大将】
ナミヘビ科の無毒の蛇。全長1.5〜2.5メートルで、日本では最大。背面は青みがかった灰緑色で、脱皮前には2〜4本の黒い縦線が現れる。人家付近にすみ、ネズミなどを捕食する。ねずみとり。さとめぐり。...
あお‐ばと【青鳩/緑鳩】
ハト科の鳥。全長約35センチ。背面は暗緑色で、胸は黄緑色。山地の森林にすみ、北海道や本州北部では夏鳥。屋久島以南に分布する同属のズアカアオバトは、これよりやや大きく、尺八のような鳴き声を出す。
あか‐にし【赤螺】
1 アッキガイ科の巻き貝。殻高約15センチ。貝殻はこぶし状で厚く、表面は淡褐色、殻口の内側は朱赤色。暖海の砂泥地にすみ、カキやほかの貝を捕食。卵嚢(らんのう)は「なぎなたほおずき」とよばれる。肉...
あかね‐すみれ【茜菫】
スミレ科の多年草。日当たりのよい山野に自生。高さ約10センチ。葉は心臓形で、根元から束になって出る。春、紅紫色の花をつける。