なき‐とよも・す【鳴き響もす】
[動サ四]鳴き声をあたりにひびかせる。「ほととぎす花橘の枝にいて—・せば花は散りつつ」〈万・一九五〇〉
なき‐つら【泣(き)面】
泣いた顔つき。また、泣き出しそうな顔つき。泣き顔。泣きっ面。「—を見せる」
なき‐とよ・む【泣き響む/鳴き響む】
《「なきどよむ」とも》 [動マ四] 1 (泣き響む)人があたりにひびくように大声で泣く。泣き叫ぶ。「上下ゆすり満ちて—・むに」〈源・若菜上〉 2 (鳴き響む)鳥・動物などが、あたりにひびきわた...
なき‐おとし【泣(き)落(と)し】
泣くなどして相手の同情を買い、自分の言い分を承知させること。「おどしてだめだと—にかかる」「—戦術」
なき‐ふる・す【鳴き旧す】
[動サ四]何度も鳴いて珍しさを感じなくさせる。「昔より—・しつつほととぎすいくその夏を声にたつらむ」〈古今六帖・六〉
流(なが)れに棹(さお)さす
流れに棹をさして水の勢いに乗るように、物事が思いどおりに進行する。誤って、時流・大勢に逆らう意に用いることがある。 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「その発言は流れに棹さすも...
ながれ【流れ】
[名] 1 液体や気体が流れること。また、その状態や、そのもの。「潮の—が速い」「空気の—が悪い」「川の—をせき止める」 2 流れるように連なって動くもの。また、その動き。「人の—に逆らって歩...
ながれ‐かんじょう【流れ灌頂】
出産で死んだ女性の霊をとむらうために、橋畔や水辺に棒を立てて赤い布を張り、通行人に水をかけてもらう習俗。布の色があせると亡霊が成仏できるという。地方によっては水死者のためなどにも行い、供養の仕方...
ながれ‐さぎょう【流れ作業】
標準化された大量の製品を生産するのに適した作業組織の一形態。製造工程の順序に従って作業員と機械を配置し、一連の作業を連続的に行って製品を完成させる方式。コンベヤーシステムなど。
なぎ‐ふ・せる【薙ぎ伏せる】
[動サ下一][文]なぎふ・す[サ下二]勢いよく横に払って切り倒す。薙ぎ倒す。「敵を—・せる」