せわ‐もの【世話物】
浄瑠璃・歌舞伎で、主として江戸時代の町人社会に取材し、義理・人情・恋愛や種々の葛藤(かっとう)を主題としたもの。歌舞伎では、生世話物(きぜわもの)・散切物(ざんぎりもの)も含む。二番目物。世話。...
せわ‐やき【世話焼(き)】
1 好んで他人の世話をすること。また、その人。世話ずき。 2 必要以上に人の面倒をみたがること。また、その人。おせっかい。 3 「世話人」に同じ。
せわ‐やく【世話役】
「世話人」に同じ。
せ‐わり【背割(り)】
1 魚などの背を切り開くこと。 2 男物の羽織で、背縫いの裾を縫い合わせない仕立て方。 3 柱・縁桁(えんげた)などが建築後に亀裂を生じるのを防ぐため、あらかじめ見えない背の部分に、樹心に達する...
せわり‐ぐそく【背割具足】
鎧(よろい)の一。胸から胴を覆うもので、引き合わせが背中にあるもの。腹巻き。
せわり‐ばおり【背割羽織】
⇒打裂羽織(ぶっさきばおり)
せわ・る
[動ラ四]むずかる。せがむ。「また—・るかいの。添寝してやりませう」〈伎・四谷怪談〉
世話(せわ)をか・く
世話をやく。「一門中が世話かくも、みな治兵衛為よかれ」〈浄・天の網島〉
世話(せわ)を掛(か)・ける
他人に面倒をかける。やっかいをかける。「在学中は先生に—・けた」
世話(せわ)を焼(や)・く
他人の世話をする。進んで他人の面倒をみる。「同窓会の—・く」