ぜったい‐じょうしょうげんど【絶対上昇限度】
航空機が理論的にはそれ以上上昇できない高度。空気密度の低下により、エンジン出力が不足することによる。
ぜったい‐ぜつめい【絶体絶命】
どうにも逃れようのない、差し迫った状態や立場にあること。「—の苦境に追い込まれる」 [補説]「絶体」「絶命」はともに九星術でいう凶星の名。「絶対絶命」と書くのは誤り。
ぜったい‐たかさせいげん【絶対高さ制限】
市街地の景観や住環境を守るために建築物の高さの上限を定める規制。第1種・第2種低層住居専用地域では、建築物の高さは10メートルまたは12メートル以内に制限されている。→高度地区
ぜったい‐たすう【絶対多数】
1 議決などにおいて圧倒的多数であること。「与党が—を占める」 2 相対多数に対して、過半数を占めることをいう。投票数の過半数をいう場合と、投票権者の過半数をいう場合がある。単純多数。
ぜったい‐たんいけい【絶対単位系】
長さ・質量・時間の三つの基本単位と、それらから導かれる組立単位(誘導単位)の系列。CGS絶対単位系、MKS絶対単位系など。
ぜったい‐ち【絶対知】
《(ドイツ)absolutes Wissen》シェリングやヘーゲルにおいて、知識の最高段階としての哲学的知識をさす用語。
ぜったい‐ち【絶対値】
ある数aが正または零のときはa自身、負のときは負号を取り去ったもの。|a|で表す。
ぜったい‐てき【絶対的】
[形動]他の何物ともくらべようもない状態・存在であるさま。「—な信頼を得る」「—に有利な立場」⇔相対的。
ぜったいてき‐かんねんろん【絶対的観念論】
《(ドイツ)absoluter Idealismus》カントの批判哲学を主観的観念論と評したヘーゲルが、自己の哲学的立場に与えた名称。絶対的理念の弁証法的発展の過程のうちにとりこまれる。
ぜったいてき‐じょうよかち【絶対的剰余価値】
剰余価値の一形態。労働日の延長によって生産される剰余価値。⇔相対的剰余価値。