そき【退き】
《動詞「そ(退)く」の連用形から》遠く離れた場所。遠隔の地。果て。「山の—野の—見よと伴の部を班(あか)ち遣はし」〈万・九七一〉
そ‐き【祖忌】
祖師の忌日。また、その法要。
そ‐き【庶幾】
[名](スル)「しょき(庶幾)」に同じ。「これ—するところの合戦なり」〈太平記・三四〉
そぎ【削ぎ/枌】
《動詞「そぐ」の連用形から。古くは「そき」》「削ぎ板」に同じ。
そぎ‐いた【削ぎ板/枌板】
《古くは「そきいた」》木を薄く削って作った屋根葺(ふ)き用の板。そぎ。
そき‐え【退き方】
遠く離れたあたり。「山川の—を遠みはしきよし妹を相見ずかくや嘆かむ」〈万・三九六四〉
そきだ‐く
[副]程度のはなはだしいさま。たいへん。非常に。「—もおぎろなきかも」〈万・四三六〇〉
そ‐きゃく【阻却】
[名](スル)しりぞけること。さまたげること。「刑法上の違法性を—する」
そ‐きゅう【訴求】
[名](スル)広告や販売などで、消費者の購買意欲に働きかけること。「—対象」
そ‐きゅう【遡及/溯及】
[名](スル)過去にさかのぼって影響・効力を及ぼすこと。「規定の適用を四月に—して行う」