そば‐の‐き【稜の木/蕎麦の木】
1 ブナの古名。〈和名抄〉 2 アカメモチの古名。「木は桂、五葉、柳、橘。—、はしたなき心地すれども」〈能因本枕・四七〉
そば‐はら【側腹】
1 横腹。わきばら。「宮の左の御—に矢一筋たちければ」〈平家・四〉 2 《「そばばら」とも》妾(めかけ)から生まれること。また、その人。めかけばら。〈日葡〉
そば‐ひら【側平】
かたわら。そば。わき。「その山の—を巡れば」〈竹取〉
そば‐ボーロ【蕎麦ボーロ】
そば粉を用いて焼いた和風ボーロ。京都の銘菓。
そば‐まんじゅう【蕎麦饅頭】
そば粉などで皮を作り、中に小豆あんを入れたまんじゅう。
そば‐みち【岨道】
《古くは「そわみち」》険しい山道。そばじ。「城趾(しろあと)へは…曲折(うね)った—を通って行くのであるが」〈二葉亭訳・あひゞき〉
そば‐みち【側道】
本道に沿った狭い道。間道。
そば・む【側む】
《名詞「そば(側)」の動詞化》 [動マ四] 1 横を向く。わきを向く。「尼君を恥ぢらひて、—・みたるかたはらめ」〈源・宿木〉 2 片隅に寄る。横に寄る。「恥ぢしらひて遠く—・みて居たれば」〈今...
そば‐むぎ【蕎麦】
ソバの古名。〈和名抄〉
そば‐む・く【側向く】
[動カ四]横を向く。「少し—・きたる姿、まことにらうたげなり」〈宇治拾遺・一〇〉 [動カ下二]横へ向ける。「何とて我より御顔を—・け給ふぞ」〈ぎやどぺかどる・上〉