たかはし‐ざんむ【高橋残夢】
[1775〜1851]江戸後期の国学者。京都の人。香川景樹に師事し、国語の語源研究で一音一義説を唱えた。著「残の夢」「言霊名義考」「国字定源」など。
たかはし‐し【高梁市】
⇒高梁
たかはし‐しんきち【高橋新吉】
[1901〜1987]詩人。愛媛の生まれ。「ダダイスト新吉の詩」によって、日本のダダイスムの創唱者となり、現代詩の先駆をなした。詩集「胴体」、小説「ダダ」など。
たかはし‐たかこ【高橋たか子】
[1932〜2013]小説家。京都の生まれ。本名、和子(たかこ)。夫は作家高橋和巳(かずみ)。夫の死後、本格的に小説を書き始める。昭和50年(1975)洗礼を受け、カトリック作家に転じた。「怒り...
たかはし‐でいしゅう【高橋泥舟】
[1835〜1903]江戸末期の幕臣。江戸の人。名は政晃。槍術家で講武所師範役。鳥羽伏見の戦い後、徳川慶喜(とくがわよしのぶ)に恭順説を説き、上野寛永寺で慶喜を護衛した。山岡鉄舟・勝海舟とともに...
たかはし‐どうはち【高橋道八】
江戸後期に始まる清水焼陶工の代々の名。→仁阿弥道八(にんなみどうはち)
たかはし‐なおこ【高橋尚子】
[1972〜 ]マラソン選手。岐阜の生まれ。平成12年(2000)シドニーオリンピックの女子マラソンで、2時間23分14秒の五輪記録を出し優勝。日本の女子陸上種目初のオリンピック金メダリスト。国...
たかはし‐の‐むしまろ【高橋虫麻呂】
奈良前期の歌人。天平(729〜749)の初め、朝廷に仕え、後年は地方官として常陸(ひたち)国に赴任。伝説を題材にした長歌・短歌が万葉集に残る。家集「高橋虫麻呂歌集」。生没年未詳。
たかはし‐ひろき【高橋弘希】
[1979〜 ]小説家・ミュージシャン。青森の生まれ。平成26年(2014)「指の骨」で新潮新人賞を受賞し作家デビュー。音楽活動のかたわら小説を発表し、平成30年(2018)「送り火」で芥川賞を受賞。
たかはし‐みちつな【高橋三千綱】
[1948〜2021]小説家。大阪の生まれ。スポーツ新聞記者などを経て作家生活に入る。「九月の空」で芥川賞受賞。自作の「真夜中のボクサー」で映画製作にもかかわる。他に「退屈しのぎ」「空の剣」「明...