たく【柝】
拍子木。また、拍子木を打つこと。「庫裏(くり)で夕食を知らせる—が鳴っている」〈倉田・出家とその弟子〉
たく【栲】
コウゾの古名。「常に—の皮を取りて木綿(ゆふ)を造る」〈豊後国風土記〉
たく【沢】
めぐみ。恩恵。恩沢。「海内久しく穏かにして人民泰平の—を楽みたりしかども」〈田口・日本開化小史〉
たく【沢〔澤〕】
[常用漢字] [音]タク(漢) [訓]さわ 〈タク〉 1 湿地。さわ。「沢畔/山沢・沼沢・藪沢(そうたく)」 2 物が豊かにあること。うるおい。「沢山/潤沢・贅沢(ぜいたく)」 3 人に施す恵...
たく【濯】
[常用漢字] [音]タク(漢) [訓]すすぐ そそぐ ゆすぐ 水ですすぎ洗う。「洗濯」 [名のり]あろう
た・く【炊く】
[動カ五(四)]《「焚く」と同語源》 1 米などの穀物を煮て食べられるようにする。「かゆを—・く」「赤飯を—・く」 2 (西日本で)煮る。「野菜を—・く」 [可能]たける
た・く【焚く】
[動カ五(四)] 1 燃料を燃やす。また、火にくべて燃やす。「石炭を—・く」「落ち葉を—・く」 2 火を燃やして湯をわかす。「風呂を—・く」 3 (「炷く」「薫く」とも書く)火をつけて香をくゆら...
たく【琢】
[人名用漢字] [音]タク(漢) 鑿(のみ)などで打って玉の形をととのえる。「琢磨/彫琢」 [補説]「琢」「琢」ともに人名用漢字。 [名のり]あや・たか
たく【磔】
[音]タク(漢) [訓]はりつけ 罪人のからだを張りつけて市中にさらすこと。また、罪人を柱にしばって刺し殺す刑。「磔刑・磔殺」
た・く【綰く】
[動カ四] 1 髪をかき上げて束ねる。「人皆は今は長しと—・けと言へど」〈万・一二四〉 2 舟をあやつる。「大舟を荒海(あるみ)に漕ぎ出で八(や)舟—・け我が見し児らがまみは著(しる)しも」〈万...