ただ‐み【直身/正身】
本人自身。「家人の斎(いは)ひ待たねか—かも過ちしけむ」〈万・三六八八〉
ただみ【只見】
福島県西部、南会津郡の地名。只見川とその支流の伊南(いな)川流域に位置する。日本有数の豪雪地帯。
ただみ‐がわ【只見川】
福島県西部を北流する川。尾瀬に発し、阿賀野川に合流する。長さ137キロ。奥只見・田子倉など発電用ダムが多い。
ただみ‐せん【只見線】
上越線小出(こいで)と磐越西線会津若松とを結ぶJR線。昭和46年(1971)全通。大部分が福島県西部の只見川沿いを走り、六十里越(ろくじゅうりごえ)トンネルで新潟県と結ばれる。
ただ‐むか・う【直向かふ】
[動ハ四]まっすぐに向く。じかに向き合っている。「御食(みけ)向かふ淡路の島に—・ふ敏馬(みぬめ)の浦の」〈万・九四六〉
ただむき【腕/臂】
うで。肩からひじまでを「かいな」というのに対して、ひじから手首までの部分。「白—枕(ま)かずけばこそ」〈記・下・歌謡〉
ただ‐め【直目】
直接に見ること。まのあたりに見ること。「語り継ぐからにもここだ恋しきを—に見けむ古壮士(いにしへをとこ)」〈万・一八〇三〉
ただ‐もの【只者/徒者】
普通の人。尋常の人。なみの人。多く打消しの語を伴って用いる。「あの不敵な面構えは—ではない」
ただ‐もんめ【只匁】
《「匁」は昔の金銭の単位》ただ。無料。「下戸(げこ)の処へ、おまけに—の妓(こ)なんですから」〈鏡花・卵塔場の天女〉
ただよ・う【漂う】
[動ワ五(ハ四)] 1 空中・水面などに浮かんで揺れ動く。一つ所にとどまらずゆらゆら動いている。「波のまにまに—・う」「空を—・う雲」 2 あてもなくあちこち歩く。さまよう。「異郷に—・う」「他...