たっつけ‐ばかま【裁っ着け袴】
袴の一。ひざから下を細くし、下部を脚絆(きゃはん)のように仕立てたもの。もと、多く武士の旅行用、のちに行商人・農民の仕事着として用いた。現在では、相撲の呼び出しが用いている。伊賀袴。
たっ‐て【達て】
[副]無理を承知で強く要求・希望するさま。是非とも。どうあっても。「—欲しいというのではない」「—の願い」「—お前が其処(そこ)を退(ど)かないというのなら」〈露伴・蘆声〉 [補説]「達」は当て字。
たって
[接助]《過去の助動詞「た」の終止形に接続助詞「とて」の付いた「たとて」の音変化》動詞・形容詞、一部の助動詞の連用形に付く。ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合は「だって」となる。逆接の仮定...
たって
[連語]《格助詞「と」と動詞「いう」の連用形に接続助詞「たって」の付いた「といったって」の音変化》名詞、活用語の終止形、動詞と一部の助動詞の命令形、一部の助詞に付く。上に促音の付いた「ったって」...
立(た)っているものは親(おや)でも使(つか)え
急用のときは、だれでもよいからそばに立っている者を使え。
たっと・い【尊い/貴い】
[形][文]たっと・し[ク]《「たふとし」の音変化。やや古風な語》「とうとい」に同じ。「—・い教え」「嫂(あによめ)の贈物が…彼には—・かった」〈漱石・それから〉 [派生]たっとさ[名]
たっ‐とく【達徳】
「達道(たつどう)」に同じ。
たっと・ぶ【尊ぶ/貴ぶ】
[動バ五(四)]《「たふとぶ」の音変化》「とうとぶ」に同じ。「人の命を—・ぶ」
たっと・む【尊む/貴む】
[動マ五(四)]《「たふとむ」の音変化》「とうとぶ」に同じ。「自分の芸術的良心を計る物差しとして—・みたいと思った」〈芥川・戯作三昧〉
タッド【TAD】
《Thrust Augmented-Delta》米国の推力強化デルタ。デルタは人工衛星打ち上げ用ロケット。