たぬき【狸/貍】
1 イヌ科の哺乳類。頭胴長50〜68センチ。体はずんぐりしていて、尾が太く、脚が短く、耳は丸くて小さい。毛は厚く、密生した下毛と荒く長い差し毛とがある。木の根元のうろや岩穴、アナグマの放棄した巣...
た‐ぬき【手貫/韝】
布などで作り、手や腕を覆って保護するもの。籠手(こて)。うでぬき。
たぬき‐あやめ【狸菖蒲】
タヌキアヤメ科の多年草。九州南部、沖縄の水湿地に自生し、高さ0.5〜1メートル。葉はアヤメに似て線形で基部は茎を包む。8〜10月ごろ、褐色の毛を密生した穂に黄色い花をつける。
たぬき‐うどん【狸饂飩】
刻みねぎと揚げ玉をのせたかけうどん。→たぬきそば[補説]
たぬき‐おやじ【狸親父】
年老いてずるがしこい男をののしっていう語。たぬきじじい。
たぬき‐がお【狸顔】
人をばかにしたような、そらとぼけた顔。
たぬき‐こうじ【狸小路】
北海道札幌市中央区の繁華街。中心となる狸小路商店街は全蓋アーケードで覆われ、飲食店などが立ち並んでいる。
たぬき‐じじい【狸爺】
「狸親父(おやじ)」に同じ。
たぬき‐じる【狸汁】
1 狸の肉を野菜とともに味噌で煮た汁。《季 冬》「—座中の一人ふと消えぬ/紅緑」 2 蒟蒻(こんにゃく)を肉の代用にし、牛蒡(ごぼう)・大根などをいためて入れた味噌または醤油仕立ての汁。
たぬき‐そば【狸蕎麦】
刻みねぎと揚げ玉をのせたかけそば。 [補説]地域によっては、油揚げをのせたものや、あんかけにしたものなどを指していう。