きめ‐つ・ける【決め付ける/極め付ける】
[動カ下一][文]きめつ・く[カ下二] 1 一方的に断定する。「最初から犯人と—・ける」 2 一方的にきびしくしかりつける。「いらいらしているしず子は、あたまから弟を—・けた」〈山本有三・真実一路〉
かがり‐び【篝火】
夜間の警護・照明や漁猟などのためにたく火。かがり。
源氏物語第27巻の巻名。光源氏が、玉鬘(たまかずら)のもとで篝火をたかせ、夕霧・柏木との合奏を楽しむ。
げんじものがたり【源氏物語】
平安中期の物語。54帖。紫式部作。長保3年(1001)以後の起筆とされるが、成立年未詳。巻名は、桐壺(きりつぼ)・帚木(ははきぎ)・空蝉(うつせみ)・夕顔・若紫・末摘花(すえつむはな)・紅葉賀...
こい‐も・う【恋ひ思ふ】
[動ハ四]恋しく思う。恋い慕う。「玉葛(たまかづら)花のみ咲きて成らざるは誰が恋ならめ我(あ)は—・ふを」〈万・一〇二〉
たまかずら‐じゅうじょう【玉鬘十帖】
源氏物語54帖のうち、玉鬘(たまかずら)が中心人物として描かれる玉鬘・初音・胡蝶(こちょう)・蛍・常夏(とこなつ)・篝火(かがりび)・野分(のわき)・行幸(みゆき)・藤袴(ふじばかま)・真木柱の...
てん‐から【天から】
[副]最初から。あたまから。てんで。「—相手にしない」「—忘れていた」
むりり
[副]「むりむり」に同じ。「こはだを—、—とあたまからしてやりながら」〈滑・浮世風呂・前〉
マカロニ‐グラタン【(フランス)macaroni au gratin】
マカロニを用いたグラタン。ふつう、ゆでたマカロニと鶏肉・玉ねぎをいためて味付けし、ホワイトソースであえ、粉チーズを振りかけて天火で焼く。
ほたる【蛍】
甲虫目ホタル科の昆虫の総称。ゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルなど。一般に体は楕円形で軟弱、全体に黒色で胸の部分が赤い。腹部に発光器をもち、暗い所では青白い光を放つことで知られるが、ほとん...
み‐ゆき【行幸/御幸】
行くことを敬っていう語。特に、天皇の外出をいう。行幸(ぎょうこう)。古くは、上皇・法皇・女院にもいったが、のちに御幸(ごこう)と音読して区別した。「群臣或は帝に勤むるに浙(せつ)に—するを以て...