ためし【例/様】
1 前にすでにあったこと。先例。前例。「けんかで勝った—がない」 2 手本になるようなこと。模範。規範。「かの御教へこそ、長き—にはありけれ」〈源・梅枝〉
ためし【試し/験し】
ためすこと。こころみ。多く「ためしに」の形で副詞的にも用いる。「ものは—だ」「—に使ってみる」
ためし‐がき【試し書き】
1 筆記具の書き味や色味を確認するため、紙上に書いてみること。また、その書いたもの。 2 ⇒試書(ししょ)
ためし‐ぎり【試し斬り】
刀剣の切れ味を調べるため、実際に物や人を切ってみること。
ためし‐こうどう【試し行動】
子供が親・里親・教師などの保護者に対して、自分をどの程度まで受けとめてくれるのかを探るために、わざと困らせるような行動をとること。
ためし‐ざん【試し算】
検算。
ためし‐ずり【試し刷(り)】
印刷の仕上がりを確認するため、試験的に刷った印刷物。
ためし‐のり【試し乗り】
[名](スル)購入したい車などに、ためしに乗ってみること。試乗。
ためし‐もの【試し物】
試し斬りにするもの。「首を斬られ手足をもがれ、—になるとても」〈浄・大経師〉
ためし‐よみ【試し読み】
購入したい書籍などを、ためしに読んでみること。特に電子書籍で、購入前に内容の一部を読むこと。また、そのような無料サービス。「立ち読み」と表現されることもある。