こう‐たん【荒誕】
[名・形動]《「誕」は、うそ、いつわりの意》おおげさで、全くでたらめであること。また、そのさま。「古代ブームに乗った—な万葉論」
ごきぶり‐ていしゅ【蜚蠊亭主】
やたらと台所に入りこみたがる夫を揶揄(やゆ)していう語。また、夜中に台所でこっそり食べ物をさがす夫のこと。
コクーニング【cocooning】
上昇志向に支えられて競争にあけくれていたヤッピー世代の人々が、そうしたライフスタイルへの反省、株の暴落などによる反動から、家庭や私生活へと回帰した現象を、蚕が繭(コクーン)の中にこもるさまにたと...
こ‐じき【乞食】
《「こつじき」の音変化》 1 食物や金銭を人から恵んでもらって生活すること。また、その人。ものもらい。おこも。 2 「こつじき1」に同じ。「食ふべき物なし。雪消えたらばこそ、出でて—をもせめ」〈...
ござりん・す【御座りんす】
[動サ特活]《「ござります」の音変化》 1 「ある」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。「成程奥の間に、今よう休んで—・す」〈浄・金短冊〉 2 「行く」「来る」の意の尊敬語。いらっしゃる。「曽根...
ござ‐そうろ・う【御座候ふ】
[動ハ四]《「ござある」の「ある」を「候ふ」にしたもの》 1 「ござある」の尊敬語・丁寧語。いらっしゃいます。ございます。「山居し給ふお僧の—・ふが」〈謡・芭蕉〉 2 (補助動詞)補助動詞「ござ...
腰(こし)を落(お)ち着(つ)・ける
1 「腰を据える2」に同じ。「—・けて仕事にかかる」 2 「腰を据える3」に同じ。「彼は赴任地で—・けたらしい」
こころえ‐ちがい【心得違い】
1 思い違い。誤解。「早のみこみで—をしていた」 2 道理や人の道に外れた考え方や行い。まちがった考え。「—を戒める」「謝れば済むと思ったら、とんだ—だ」
こころ‐ば・む【心ばむ】
[動マ四] 1 気張る。気どる。「—・みたる方を少し添へたらば」〈源・夕顔〉 2 気を遣う。心遣いをする。「昨日(きのふ)の返り事、あやしく—・み過ぐさるる」〈源・末摘花〉
こころ‐あがり【心上がり】
思い上がること。気位が高いこと。傲慢(ごうまん)。高慢。「沢瀉(おもだか)は、名のをかしきなり。—したらむと思ふに」〈枕・六六〉