ぎ‐ぎゃく【戯謔】
たわむれ。おどけ。「こは、固(もと)より—に過ぎざりき」〈鴎外訳・即興詩人〉
ぎ‐げん【戯言】
たわむれにいう言葉。冗談。
ぎ‐ごう【戯号】
たわむれにつける筆名。また、戯作者(げさくしゃ)・狂歌師などの雅号。げごう。
ぎ‐しょう【戯笑】
ふざけて笑うこと。たわむれ笑うこと。「稗官(はいかん)小説は、人の—に供し」〈中村訳・西国立志編〉
ぎ‐ぶん【戯文】
1 たわむれに書いた文章。また、こっけいな味わいの文章。 2 中国の南宋および元の時代に温州・杭州を中心に発達した戯曲雑劇。音楽と科白(せりふ)からなる。「琵琶記」「還魂記」など。南戯。
ぎゃく【謔】
[音]ギャク(慣) キャク(漢) [訓]たわむれる おどける。たわむれる。たわむれ。「諧謔(かいぎゃく)」
ぎゃく‐ろう【謔浪】
[名](スル)たわむれふざけること。「客と共に—した玄機は」〈鴎外・魚玄機〉
くっ‐とう【屈撓】
[名](スル)かがみたわむこと。また、屈服すること。「百難を犯すも、—することを知らざる、勁剛(けいごう)の天性」〈竜渓・経国美談〉
くな‐くな
[副](スル) 1 物がたわむさま。また、しなるさま。しなしな。「小関は、白い手頸を—させて振り」〈高見・故旧忘れ得べき〉 2 急に力が抜けて萎(な)えるさま。へなへな。「—と成ると、とんと橋の...
さき‐おお・る【咲き撓る】
[動ラ四]枝もたわむほどに咲く。今を盛りと咲く。「春されば花—・り秋さればもみぢ葉にほひ」〈万・三九〇七〉