たわ【撓】
[形動][文][ナリ]「たわわ」に同じ。「一歳柿などはすでに枝も—に実っている」〈蘆花・思出の記〉 [名] 1 山の尾根のくぼんで低くなった所。山の鞍部(あんぶ)。たおり。「山の—より御船を...
たわい
1 (下に「ない」を伴って用いる) ㋐言動がしっかりしていて、正気であること。「すっかり酔って、まるで—がない」 ㋑しっかりした考え。また、思慮分別。「—のない話」「年がいもなく—のないことを言...
たわい‐な・い【たわい無い】
[形][文]たわいな・し[ク]《「たあいない」とも》 1 正体がない。また、しまりがない。「—・く眠りこける」 2 しっかりした考えがない。また、幼くて思慮分別がない。「—・く冗談を交わす」「—...
たわ・く【戯く】
[動カ下二]「たわける」の文語形。
たわけ【戯け】
1 ふざけること。ばかげた言動。「—が過ぎる」 2 おろかもの。ばかもの。また、人をののしっていう語。
た‐わけ【田分け】
分家または遺産相続で、田を分け与えること。
たわけ・し【戯けし】
[形ク] 1 ばかばかしい。ふざけている。「地理も事情もしらぬいの、つくしに尽す—・き業も」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 2 みだらである。好色がましい。「わらはを見てなめげにも、—・き心を発(おこ...
たわけ‐もの【戯け者】
おろかもの。ばかもの。また、人をののしっていう語。「この—めが、何をする」
たわ・ける【戯ける】
[動カ下一][文]たは・く[カ下二] 1 ふざけたことをする。ばかなことをする。たわむれる。「—・けたことを言うな」 2 常識からはずれたことをする。特に、みだらな行いをする。「遂にひそかに—・...
戯(たわ)けを尽(つ)く・す
非常にばかげた言動をする。「若気の至りで—・す」