わ・ぐ【綰ぐ】
[動ガ下二]たわめ曲げる。わがねる。わげる。「髪の筋、裾つきいみじう美しきを、—・げ入れて」〈堤・このついで〉
わき‐ひら【側辺】
わき。かたわら。「これ親父様、お泊りなら—見まい」〈浄・盛衰記〉
わぐ・む【綰む】
[動マ四]たわめて曲げる。わがねる。わぐ。「緑衫(ろうさう)はしも、あとのかたにかい—・みて」〈枕・二〇一〉
わざ‐ごと【わざ言】
冗談。たわごと。「絵と—とともに天が下に聞こえけり」〈読・雨月・夢応の鯉魚〉
わけ‐な・い【訳無い】
[形][文]わけな・し[ク] 1 簡単である。めんどうなことがない。「問題を—・く解いてみせる」 2 たわいない。「所体(しょてい)つくるも町風に、—・き夜半の松の風、裾吹き返し」〈浄・寿の門松〉
訳(わけ)も無(な)い事(こと)
たわいもなく、つまらないこと。
ライ【Rye】
英国イングランド南東部、イーストサセックス州の町。漆喰(しっくい)の白壁の木造家屋や煉瓦(れんが)造りの建物など、中世の面影を色濃く残すほか、風景画家ターナーが数多くの作品を描いた町として知られ...
余念(よねん)が無(な)・い
1 ほかのことを考えず、一つのことに熱中する。「自伝の執筆に—・い」 2 少しも邪念がない。たわいがない。「添寝の保は余念も無い顔をして」〈紅葉・多情多恨〉
むく‐むく
[副](スル) 1 雲・煙・泡などが重なり合ってわき出るさま。「黒雲が—(と)出てくる」 2 感情や考えが急に起こるさま。「好奇心が—(と)頭をもたげる」 3 横たわっているものがうごめくさま。...
もぐら‐うち【土竜打ち】
モグラの害を防ぎ、農作物の豊饒を祈願して小正月に行う行事。子供たちが固く束ねたわら束などで地面を打ったりして歩く。土竜追い。土竜脅し。《季 新年》→海鼠曳(なまこひ)き