た‐うえ【田植(え)】
苗代で育てた稲の苗を水田に移し植えること。《季 夏》「渓流の音に雨添ふ—かな/水巴」
たうえ‐うた【田植(え)歌/田植(え)唄】
民謡の一つで、田植えをしながらうたう仕事歌。もと、田の神をたたえて豊作を祈願するためのもの。上代から行われ、田舞・田歌などにも取り入れられている。さおとめうた。さつきうた。
たうえ‐おどり【田植(え)踊(り)】
東北地方で小正月に行われる、田遊びを風流(ふりゅう)化した踊り。地方によってはえんぶり・春田打ちなどともいう。
たうえ‐き【田植(え)機】
イネの苗を田に移植する機械。箱育苗(マット苗・ポット苗)を台にのせ、植えつけ爪で一株ずつ挟み出しながら一定間隔に植えつける。
たうえ‐じょうぎ【田植(え)定規】
田植えのとき、苗の間隔を一定にするため、田に目印をつける農具。
たうえ‐の‐しんじ【田植(え)の神事】
⇒御田植(おたう)え祭(まつ)り
タウオン【tauon】
⇒τ粒子
た‐うこぎ【田五加木】
キク科の一年草。田のあぜや湿地に生え、高さ0.5〜1メートル。秋、黄色い花をつける。実に逆向きのとげをもつ。ひっつき。《季 秋》「溝川に—の花暮れにけり/麦人」
とうざ‐がい【当座買ひ】
さしあたっての入り用だけを現金で買うこと。「たばね木の—やがて立ち消ゆる煙なるべし」〈浮・一代男・三〉
とうざ‐ばらい【当座払ひ】
その場で支払うこと。現金払い。「大方(おほかた)の買物は—にして」〈浮・胸算用・四〉