ぶっ‐ちょう【仏頂】
[名]仏の頭の頂。肉髻(にくけい)をさす。 [名・形動]無愛想なこと。また、そのさま。「誰が来てもああいう—な顔をしているのだから」〈紅葉・二人女房〉
ふところ‐そだち【懐育ち】
親の手もとで大切に育てられること。「もともと気の小さい、—のお坊ちゃんなんだから」〈鏡花・婦系図〉
ふ‐ちゅう【釜中】
かまの中。「相手が—の章魚(たこ)同然手も足も出せないのだから」〈漱石・吾輩は猫である〉
ぶ‐ざ【武左】
《「武左衛門」の略》田舎侍をあざけっていう語。特に遊里で、やぼな武士についていう。「—だから泊りはしやせん」〈洒・辰巳之園〉
虫(むし)を摩(さす)・る
「虫を殺す」に同じ。「売物だからなぐさまれても—・ってるけれど」〈滑・浮世風呂・四〉
めりやす
1 長唄の一種で、ふつう歌舞伎下座音楽として、物思い・愁嘆などの無言の演技のとき、叙情的効果を上げるために独吟または両吟で演奏するもの。もの静かな沈んだ曲調が多い。 2 義太夫節の三味線の手で、...
パトロール‐フリゲート【patrol frigate】
第二次大戦中に米国海軍が使用したフリゲートの艦級。米国で建造されたタコマ級フリゲート96隻、およびカナダから譲渡されたリバー級フリゲート2隻の総称。戦後、18隻が日本の警備隊(海上自衛隊の前身)...
らん‐ちょう【乱調】
[名・形動]《「らんぢょう」とも》 1 調子が乱れていること。また、乱れた調子や、そのさま。乱調子。「先発投手が—ですぐに降板する」「—にどやどやと余の双眼に飛び込んだのだから」〈漱石・草枕〉 ...
らん‐ぽう【蘭方】
江戸時代、オランダから伝わった医術・薬学。「—医」
らん‐い【蘭医】
江戸時代、オランダから伝わった医学を修めた医者。蘭方(らんぽう)医。