せきほう‐たい【赤報隊】
明治維新期に結成された草莽(そうもう)隊の一。関東・東北の脱藩士や豪農商を隊員として相楽総三らによって組織された。年貢半減を掲げて進んだが、のち、偽官軍として処断された。
せき【関】
《「堰」と同語源》 1 「関所」に同じ。「箱根の—」 2 物事をさえぎりとどめるもの。へだて。しきり。「人目の—を離れし場所にて」〈魯庵・社会百面相〉 3 相撲取りの最上位の者。関取。→ぜき(関...
しら‐ん
[連語]《動詞「し(知)る」の未然形に打消しの助動詞「ず」の連体形の付いた「しらぬ」の音変化。終助詞的に用いる》疑問語に呼応して、疑問の意を表す。→かしらん「川岸(かし)の問屋へ仕切を取りに出る...
しらおか【白岡】
埼玉県東部にある市。元荒川など多くの河川が関東ロームを南東へと流れ、河川や用水路どうしの立体交差が多い。ナシの栽培が盛んだが、近年は東京都やさいたま市のベッドタウン化が進む。平成24年(2012...
サンタマリア‐デッレ‐グラツィエ‐きょうかい【サンタマリアデッレグラツィエ教会】
《Santa Maria delle Grazie》イタリア北部の都市ミラノにある教会。聖堂は15世紀末に完成したゴシック式の建物だが、建築家ブラマンテによって改築され、ルネサンス様式のキューポ...
しじゅうから‐がん【四十雀雁】
カナダガンの亜種。全長約70センチ。シジュウカラのようにほおが白い。冬、日本へ多数が渡ってきていたが、近年はまれ。ほおじろがん。《季 秋》
しぜん‐しゅくしゅ【自然宿主】
自然界で寄生体と共生している宿主。 [補説]細菌やウイルスなどの寄生体は、通常、自然宿主に対しては無害だが、他の生物に侵入すると疾病の原因となることがある。
じこのてんまつ【事故のてんまつ】
臼井吉見の中編小説。昭和52年(1977)「展望」誌に発表。川端康成の自殺を題材とする作品だが、遺族から名誉毀損(きそん)との抗議を受けた。一部内容を差し替えて単行本化されるも、被差別部落に関連...
じだいへいそくのげんじょう【時代閉塞の現状】
石川啄木の評論。副題は「強権、純粋自然主義の最後および明日の考察」。明治43年(1910)、同年発表された魚住折蘆(うおずみせつろ)の「自己主張の思想としての自然主義」への反論として執筆、社会主...
じ‐たい【自体】
[名] 1 自分のからだ。 2 もともとの本体。それ自身。多くは他の名詞のあとに付いて接尾語的に、関係する他の事柄から切り離して、そのものだけについていうときに用いる。「建物—はりっぱだが、内...