まかり‐い・ず【罷り出づ】
[動ダ下二]「い(出)ず」の謙譲語で、上位者の許しを得て出る意が原義。 1 貴所や貴人などの所から引き下がる。退出する。「梅壺より雨にぬれて、人の—・づるを見て」〈伊勢・一二一〉 2 会話に用い...
末席(まっせき)を汚(けが)・す
集まりなどに出席したり仲間に加わったりすることを、へりくだっていう言い方。「選考委員の—・す」 [補説]この句の場合、「汚す」を「よごす」とは読まない。
まつ‐がく【末学】
1 重要でない枝葉末節の学問。 2 未熟な学問。また、未熟な学者。後進の学者。 3 学者が自分をへりくだっていう語。
まね‐ごと【真似事】
1 まねてすること。物まね。 2 本格的でなく、物まね程度に行う物事。多く、相手にへりくだっていう。「素人が商売の—をする」
まばら【疎ら/疏ら】
[形動][文][ナリ] 1 物が少なくて、間がすいているさま。すきまのあいているさま。「人通りも—な住宅街」 2 順序だっていないさま。ばらばらであるさま。「わづか二百騎あまりに打ちなされ、沖へ...
みぎわ‐まさり【汀優り】
きわだってすぐれていること。水ぎわ立つこと。「—の力なり」〈曽我・一〉
みず‐し【水仕】
台所で水仕事をすること。また、それをする下女。水仕女(みずしめ)。「これが当れば、お前にだって—はさしちゃ置かん」〈秋声・足迹〉
みち‐てんごう【道てんがう】
道の途中でのいたずら。みちくさ。「道すがら千代様に行き合うて連れだってくる—」〈浄・手習鑑〉
みろく‐の‐よ【弥勒の世】
仏教で、弥勒菩薩がこの世にくだって衆生を救うとされる未来の世。
むね‐と【宗と】
[名](多く「宗徒」と当てて書く)集団の中のおもだった者。「—の若き内侍十余人」〈平家・二〉
[副]《主たるものとしての意から》 1 おもに。主として。「家の作りやうは夏を—すべし」〈徒然・...