そぞろ‐ごと【漫ろ事】
とりとめもないこと。とるに足りないこと。すずろごと。「ある御所さまの古き女房の、—言はれしついでに」〈徒然・二三八〉
ご‐えん【後宴】
1 神祭の翌日、潔斎(けっさい)を解いたあとで催される酒宴。 2 大きな宴のあと、場所や日を改めたりして、さらに催される宴。「人々のこなたに集ひ給へるついでに、いかで物の音(ね)試みてしがな。私...
ついで‐がい【序で買い】
1 コンビニエンスストアやデパートなどに出向いたときに、予定していなかったものをついでに買うこと。→クロスセル 2 出勤中・帰宅中など、目的地への途中で商店などに寄って買い物をすること。
お‐ながれ【御流れ】
1 予定していたことができなくなること。「雨で試合が—になる」 2 酒席で、貴人や目上の人から杯を受けて、これについでもらう酒。古くは、飲み残しの杯を渡され、そのまま飲んだ。「—を頂く」 3 目...
おし‐いだ・す【押し出だす】
[動サ四] 1 押して外のほうへ出す。「(櫛(くし)ノ箱ノ蓋(ふた)ニ)髪の、筋、裾つきいみじう美しきを綰(わ)げ入れて—・す」〈堤・このついで〉 2 出衣(いだしぎぬ)をする。押し出す。「衣(...
おわ・す【御座す】
[動サ変] 1 「ある」「居る」の尊敬語。存在する人を敬う。いらっしゃる。おいでになる。「昔、太政大臣(おほきおほいまうちぎみ)と聞こゆる—・しけり」〈伊勢・九八〉 2 ものの所有者を敬って、そ...
エープリル‐フール【April fool】
4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》 [補説]西洋もしくはインドに始まる風習...
おお‐ぎり【大切(り)】
1 大きく切り分けること。また、その切り身。 2 (縁起をかついで「大喜利」とも書く) ㋐芝居で、その日の最終の幕。 ㋑江戸時代の歌舞伎で、二番目狂言(世話物)の最終幕。幕末以後の歌舞伎では、二...
うもんとりものちょう【右門捕物帳】
佐々木味津三の作品。八丁堀の同心、むっつり右門こと近藤右門を主人公とする一連の時代小説。昭和3年(1928)から昭和7年(1932)にかけて富士新聞、ついで朝日新聞に連載。昭和4年(1929)の...
かき‐あ・げる【舁き上げる】
[動ガ下一][文]かきあ・ぐ[ガ下二]かついで高い所へ上げる。「余は此釣台に乗った儘病院の二階へ—・げられて」〈漱石・思ひ出す事など〉