うつつ【現】
1 この世に現に存在しているもの。現実。夢・虚構などに対していう。「夢か—か幻か」 2 意識の正常な状態。正気。「—に返る」 3 《「夢うつつ」「夢かうつつか」などの形で用いられるところから誤っ...
うち‐ちょう・ず【打ちちょうず】
[動サ変]たたいてこらしめる。「この翁丸(おきなまろ)—・じて、犬島へつかはせ」〈枕・九〉 [補説]「ちょうず」は「懲ず」とも「調(てう)ず」とも考えられる。
うで【腕】
1 人や猿の、肩から手首までの部分。また、手の部分も含めていう。「—が長い」「—を組む」 2 物事をする能力。技量。うでまえ。「—の見せ所」 3 腕の力。腕力。転じて、武力にもいう。「—にものを...
うつ‐の‐やま【宇津の山】
静岡市宇津ノ谷と藤枝市岡部町岡部とにまたがる山。南側に宇津ノ谷峠がある。[歌枕]「—うつつかなしき道絶えて夢に都の人は忘れず」〈秋篠月清集〉
うち‐どころ【打(ち)所】
1 物などにぶつかったり、ぶつけたりした、からだの箇所。「—が悪い」 2 印をつけるべきところ。指摘する点。「非の—がない」
うち‐そ・う【打ち添ふ】
[動ハ四]付き添う。加わる。「おぼつかなく悲しきことの、—・ひて絶えぬを」〈源・若菜上〉
[動ハ下二]つけ加える。「幸ひに—・へて、なほあやしうめでたかりける人なりや」〈源・少女〉
うし‐ころし【牛殺し】
1 バラ科の落葉小高木。山野に生え、葉は倒卵形で縁に細かいぎざぎざがある。春、白い小花を群生し、実は楕円形で熟すと赤い。材は強靭(きょうじん)で、牛の鼻木や鎌の柄に用いた。牛の鼻木。鎌柄(かまつ...
うじょう‐ふくよう【羽状複葉】
植物の葉の形態で、小葉が葉軸の左右に羽状に並んでいるもの。フジなど先端にも小葉のつくものを奇数羽状複葉、ソラマメなどつかないものを偶数羽状複葉という。
うじ‐の‐かみ【氏の上】
古代における氏(うじ)の首長。大化の改新以後は朝廷によって任命され、宗家として氏人を統率して朝廷に仕え、氏神の祭祀(さいし)、叙位の推薦、処罰などをつかさどり、一定の政治上の地位を世襲した。平安...
うだつ【梲/卯建つ】
《「うだち」の音変化》 1 (梲)建物の妻にある梁(はり)の上に立て、棟木を受ける短い束(つか)。 2 民家で、妻の壁面を屋根より高く造った部分。また、建物の外側に張り出して設けた防火用の袖壁(...