お‐がみ【尾髪】
《「おかみ」とも》馬の尾とたてがみ。また、特に尾。「やがて—をきり、かなやきして、次の夜六波羅へつかはし」〈平家・四〉
おかみ【龗】
雨や雪など、水をつかさどると信じられていた神。竜神(りゅうじん)。「我が岡の—に言ひて降らしめし雪の摧(くだ)けしそこに散りけむ」〈万・一〇四〉
おき‐ごたつ【置き炬燵/置き火燵】
自由に移動できるこたつ。底板のあるやぐらの中に、炭火をいける陶器を置いたもの。切りごたつ・掘りごたつに対していう。《季 冬》「住みつかぬ旅のこころや—/芭蕉」
おおやまつみ‐の‐かみ【大山祇神/大山津見神】
山をつかさどる神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の子。大山祇命(おおやまつみのみこと)。
お・く【置く】
[動カ五(四)] 1 人や物をある位置・場所にとどめる。 ㋐そこに位置させる。「要所に見張りを—・く」「手をひざに—・く」 ㋑ある状態にすえる。「目的を—・く」「重点を—・く」 ㋒心をそこにとど...
おきな・ぶ【翁ぶ】
[動バ上二]老人らしくなる。年寄りくさくなる。「何となく—・びたる心地して、世間の事もおぼつかなしや」〈源・常夏〉
おお‐らか【大らか/多らか】
[形動][文][ナリ] 1 心がゆったりとして、こせこせしないさま。おおよう。「気持ちを—にする」「—な話しぶり」 2 (多らか)分量が多いさま。たくさん。「打ち蒔きの米(よね)を—にかきつかみ...
おおやけ‐わたくし【公私】
1 公に関することと私に関すること。こうし。「左の大臣も、—、引きかへたる世の有様に」〈源・賢木〉 2 朝廷と民間。朝野。「かくて今は御禊、大嘗会など、—の大きなる事におぼし騒ぐに」〈栄花・日蔭...
オケオ【Oc-eo】
ベトナム南部、アンジャン省にある遺跡。ロンスエンの南西約30キロメートルに位置する。2世紀から7世紀にメコンデルタで栄えたクメール人国家、扶南の港市であり、1944年の発掘調査において住居、寺院...
オーバートラウン【Obertraun】
オーストリア中部、オーバーエスターライヒ州の村。ザルツカンマーグート地方のハルシュタット湖に面する。クリッペンシュタインの山頂付近までロープウエーで結ばれる。19世紀末より観光地として知られ、氷...