ない‐し【内史】
1 中国の官名。周代に始まり春官に属したが、秦・漢代には京師の治をつかさどった。唐代には中書令の異名。 2 内記の唐名。
ながさき‐ぶぎょう【長崎奉行】
江戸幕府の職名。遠国奉行の一。老中に属し、長崎の民政、貿易・船舶などの管理、諸外国の動静監視および海防などをつかさどった。
なかつかさ‐きょう【中務卿】
中務省の長官。正四位上相当。平安時代以後、四品以上の親王が任命された。なかつかさのかみ。
ドン‐キホーテ
《原題、(スペイン)El ingenioso hidalgo Don Quijote de la Mancha》セルバンテスの長編小説。第一部1605年刊、第二部1615年刊。騎士道物語を...
な・す【成す】
[動サ五(四)] 1 (「為す」とも書く)ある行為をする。「無益の事を—・す」「—・すすべもなく敗れる」「国のこといとよく—・したりければ」〈落窪・四〉 2 物を作りあげる。仕上げる。また、事を...
なし‐くずし【済し崩し】
1 物事を少しずつかたづけていくこと。「—に努力する」 2 物事を少しずつ変化させ、うやむやにしてしまうこと。「企画が—に変更される」「新体制に—的に移行した」 3 借金を少しずつ返すこと。「高...
なず・む【泥む/滞む】
[動マ五(四)] 1 そのことに心がとらわれる。こだわる。執着する。「旧例に—・む」「強ちに外形に—・みて総ての物類を描擬するにあらず」〈逍遥・小説神髄〉 2 物事がはかばかしく進まないでいる。...
なずさ・う
[動ハ四] 1 水に浮いて漂う。または、水につかる。「はしけやし家を離れて波の上ゆ—・ひ来にて」〈万・三六九一〉 2 なれ親しむ。なつく。「いときなきより—・ひし者の」〈源・夕顔〉
なずらい【準ひ/准ひ/擬ひ】
《動詞「なずらう」の連用形から》本物に準ずること。匹敵すること。似つかわしいこと。また、そのもの。「かの人の御—にだにもあらざりけるかな」〈源・若菜下〉
なさけ‐ぶか・い【情け深い】
[形][文]なさけぶか・し[ク] 1 思いやりの心が強い。「—・い人」 2 情趣を理解する心が深い。「日ごろの御ありさまけはひのなつかしく—・う」〈源・総角〉