つき‐かえ・す【突(き)返す】
[動サ五(四)] 1 相手が突いてきたのに対してこちらも突いて押しやる。つきもどす。「負けじと—・す」 2 差し出されたものや送ってきたものを受け取らないで先方へ戻す。つきもどす。つっかえす。「...
つき‐かか・る【突(き)掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 突きながら襲いかかる。「牛が急に—・る」 2 「突っ掛かる」に同じ。「いつも私(わちき)が—・り、愛相づかしの茶わん酒」〈人・梅児誉美・後〉
つき‐か・く【突き欠く】
[動カ四]突き当たってきずつける。「築地の角に走り当たりて、顔先—・きてありけり」〈著聞集・一六〉
つき‐か・ける【突(き)掛ける】
[動カ下一][文]つきか・く[カ下二] 1 あるものを目がけて勢いよく突く。つっかける。「槍を—・ける」 2 突こうとする。「—・けて思いとどまる」
つき‐かげ【月影】
1 月の形。月の姿。月。《季 秋》「—をくみこぼしけり手水鉢/立圃」 2 月の光。月のあかり。月光。「淡い—」 3 月光に照らされて映る人や物の姿。「ほのかなりし—の見劣りせずは、まほならむはや...
つきかげ【月かげ】
女流日本画家、上村松園の作品。明治41年(1908)の第2回文展で前年の「長夜」に続き3等賞となった、初期の代表作。
つきかげひょうご【月影兵庫】
南条範夫の時代小説に登場する人物。江戸幕府老中松平伊豆守信明の甥(おい)で、上段霞切りを得意とする剣豪。また、その人物を主人公とする時代小説のシリーズ名。シリーズ第1作は、昭和33年(1958)...
つき‐かた・める【突(き)固める】
[動マ下一][文]つきかた・む[マ下二]土などをたたいて固め、崩れにくくする。「ため池の周りを—・める」 [補説]「搗き固める」とも書く。