ぞく‐ちょう【続貂】
《趙王倫(ちょうおうりん)の一党が下僕に至るまで高官に就いたので、貂(てん)の尾で飾った高官用の冠が足りなくなり、犬の尾で飾った間に合わせの冠が続くだろう、とそしられたという「晋書」趙王倫伝の故...
ぞく‐ぶつ【俗物】
世間的な名誉や利益などに心を奪われている、つまらない人物。俗人。「—根性」
ぞく‐よう【俗用】
1 日常の煩わしく、つまらない仕事。世俗の雑事。俗事。「—に追われる」 2 世間一般に行われること。「年齢を書く際、歳を才とするのは—である」
ぞく‐り【俗吏】
つまらない事務などを扱う役人。また、役人をあざけっていう語。
ぞく‐ろん【俗論】
世俗のつまらない意見。卑俗な議論。
たい‐そう【大層】
[形動][文][ナリ] 1 程度や分量がはなはだしいさま。たいへん。ひどい。「—な暑さ」「—な剣幕で怒りだす」 2 おおげさなさま。ぎょうさん。「つまらないことを—に言う」 3 大規模なさま。...
体(たい)もな・い
くだらない。つまらない。らちもない。「何の—・いことを言ひやって」〈洒・南閨雑話〉
宝(たから)さかって入(い)る時(とき)はさかって出(で)る
《「礼記」大学の「貨(か)悖(もと)りて入る者は、また悖りて出ず」から》不正に手に入れた財宝は、結局、つまらない目的のために使い捨てられる。悪銭身につかず。
他山(たざん)の石(いし)
よその山から出た、つまらない石。転じて、自分の修養の助けとなる他人の誤った言行。「他社の不祥事を—として会計の透明化をはかる」→他山の石以て玉を攻むべし [補説]質の悪い石でも玉を磨くのに役立つ...
玉(たま)となって砕(くだ)くとも瓦(かわら)となって全(まった)からじ
《「北斉書」元景安伝から》男子たる者は、名誉のために死ぬことはあっても、いたずらに生きながらえるだけのつまらない生涯を送りたくはない。