此(こ)れと言(い)・う
(多く下に打消しの語を伴う)とりたてていうほどの。「—・った欠点も見当たらない」
ご‐や【後夜】
六時の一。寅(とら)の刻。夜半から夜明け前のころ。現在の午前4時ごろ。また、その時に行う勤行(ごんぎょう)。夜明け前の勤行。「—など果てて、少しうちやすみたる寝耳に」〈枕・一二〇〉
こ‐ゆび【小指】
1 手足のいちばん外側にある、最も小さい指。こよび。 2 妻・妾・愛人などを俗にいう語。小指を立ててその意を示すこともある。 [補説]書名別項。→小指
ごみ‐ため【塵溜め/芥溜め】
ごみを捨ててためておく場所。はきだめ。ちりづか。
ごまかし
だまして人目を欺くこと。でまかせを言って真実を隠すこと。「彼には—がきかない」 [補説]「誤魔化し」「胡麻化し」などと当てて書く。
ごまか・す
[動サ五(四)] 1 本心を見やぶられないように、話をそらしたり、でまかせを言ったりして、その場やうわべをとりつくろう。「笑って—・す」「年を—・す」「世間の目を—・す」 2 人目を欺いて不正を...
ごまん‐と
[副]たくさんあるさま。山ほど。「したいことが—ある」 [補説]「五万と」と当てて書くこともある。
さざ‐め・く
[動カ五(四)] 1 ざわざわと音をたてる。大勢の人が、にぎやかに音や声を立てて騒ぐ。ざわつく。さんざめく。「弦歌—・く巷(ちまた)」「笑い—・く」 2 時を得て華やかに暮らす。時めく。「春の宵...
さし‐あ・てる【差(し)当てる】
[動タ下一][文]さしあ・つ[タ下二] 1 直接に物に接触させる。じかに押し当てる。「額に手を—・てる」 2 その事に当たらせる。「宿直(とのゐ)に—・てなどしつつ」〈源・浮舟〉 3 ねらいをつ...
ごそ‐ごそ
[副](スル)質のかたい、こわばったものなどが触れ合う音を表す語。また、そういう音を立てて、しきりに物事をするさま。「押し入れの中を—(と)かき回す」「のりが効きすぎて浴衣が—(と)する」