なじょうことな・し
ことさら問題とするにあたらない。平凡である。「—・き人の、笑(ゑ)がちにてものいたう言ひたる」〈枕・二八〉
なずま・し【泥まし】
[形シク]《動詞「なづむ」の形容詞化》 1 物事がはかばかしく進まないさま。ぐずぐずしている。「なま君達は、—・しくすずろはしきものぞ」〈狭衣・一〉 2 ほれぼれするほどである。「いかにしても—...
梨(なし)の礫(つぶて)
投げられた礫のように、便りをやったのに返事のないこと。「梨」は「無し」に掛けたもの。「いくら使いをやっても—だ」
ナックルズ‐しんりんほごく【ナックルズ森林保護区】
《Knuckles Conservation Forest》スリランカ中央部にある森林保護区。中部州に属す。中央山岳地帯の北部、ナックルズ山地に位置する。標高1000メートル以上に雲霧林が広がり...
なだ‐の‐しおや【灘の塩屋】
摂津国灘のあたりで塩をつくる家。「いまさらに住みうしとてもいかならむ—の夕暮の空」〈新古今・雑中〉
なつ‐ごろも【夏衣】
[名]夏に着る衣服。夏着(なつぎ)。《季 夏》「着馴れても折目正しや—/来山」 [枕] 1 夏衣は薄く、単衣(ひとえ)であるところから、「うすし」「ひとへ」に掛かる。「—うすくは更に思はぬを...
なつ‐むし【夏虫】
1 夏の虫。夏の夜、灯火に寄ってくる虫。火取り虫。《季 夏》「—や夜学の人の顔をうつ/召波」 2 ホタルの異名。「—の影見し沢のわすれ水思ひ出でても身はこがれつつ」〈続千載・恋四〉 3 セミの異...
なつ‐びき【夏引き】
《「なつひき」とも》夏に糸をつむぐこと。また、その糸。夏蚕(なつご)の糸、または夏に取った麻の糸をつむぐ意ともいう。「—の手引きの糸の年経ても絶えぬ思ひにむすぼほれつつ」〈新古今・恋二〉
ナッシュビル【Nashville】
米国テネシー州中部の都市。同州の州都。カントリーアンドウエスタン発祥の地。大学が多く文教都市としても知られる。
ナッジ【nudge】
行動科学などで、命令や強い注意などを用いずに、人々の自発的な行動を起こさせる手法のこと。例えば、「間隔を取って並べ」と指示しなくても、床に印をつけておけば、その印ごとに立とうとする意識が働き、自...