てんか‐とり【天下取り】
1 一国の政権を手中におさめること。また、その人。 2 「陣取り」に同じ。
てんか‐にち【天火日】
暦注の一。天に火気が盛んであるという日。屋根ふき・棟上(むねあ)げ・かまど造り・種まきなどを忌む。天火。
てんか‐にん【天下人】
⇒てんかびと(天下人)
天下(てんか)の憂(うれ)いに先(さき)だちて憂(うれ)え天下(てんか)の楽(たの)しみに後(おく)れて楽(たの)しむ
《范仲淹「岳陽楼記」から》すぐれた為政者は天下国家の憂いを世の人々がまだ憂えない前に憂え、天下国家の楽しみを世の人々が楽しんだ後に楽しむ。自己一身のことは問題にしないということ。先憂後楽。
てんか‐の‐だいどころ【天下の台所】
江戸時代、大坂の異称。蔵米をはじめとする諸国産物の集散地であったことから。
天下(てんか)は一人(いちにん)の天下(てんか)にあらず乃(すなわ)ち天下(てんか)の天下(てんか)なり
《「六韜」文師から》天下は君主一人の専有物ではなく、天下の人々の共有物である。
天下(てんか)は回(まわ)り持(も)ち
天下を握る人は次々と変わるものだということ。また、貴賤・貧富などの運命は人々の間をめぐるということ。
天下(てんか)晴(は)れて
世間に気がねする必要なく。おおっぴらに。「—夫婦になる」
てんか‐びと【天下人】
天下を取った人。天下を統一した人。てんかにん。
てんか‐ふん【天花粉/天瓜粉】
キカラスウリの根から製した白いでんぷん。子供のあせも・ただれ予防などに用いる。あせしらず。《季 夏》「—ところきらはず打たれけり/草城」