ドミナント【dominant】
1 支配的であること。優勢であること。主要であること。「—戦略」「—規制」 2 音楽で、属音(ぞくおん)。 3 生物学で、顕性(けんせい)。⇔リセッシブ。
なご・し【和し】
[形ク] 1 なごやかである。穏やかである。「鶏の声など、さまざま—・うきこえたり」〈かげろふ・下〉 2 柔らかである。「高麗(こま)の紙の膚こまかに—・うなつかしきが」〈源・梅枝〉
こ‐みじか・し【小短し】
[形ク] 1 てみじかである。簡単である。「取組は御屋形の御意でござると—・く、わけも聞こえる、道もたつ」〈浄・反魂香〉 2 普通より短めである。「—・き大小を、落指(おとしざし)にさして」〈洒...
しか・り【然り/爾り】
[動ラ変]《副詞「しか」にラ変動詞「あり」の付いた「しかあり」の音変化》そのようである。そのとおりである。そうである。「—・り、君の言うとおり」「俗語などは、はかなきもののようなれども、なかなか...
おぼつか‐な・い【覚束無い】
[形][文]おぼつかな・し[ク] 1 物事の成り行きが疑わしい。うまくいきそうもない。「昨年並みの収穫は—・い」「今の成績では合格は—・い」 2 はっきりしない。あやふやである。「—・い記憶をた...
しかる◦べし【然る可し】
[連語]《ラ変動詞「しかり」の連体形+推量の助動詞「べし」》 1 それが適当であろう。また、ふさわしい。「この儀もっとも—◦べし。さらば書け」〈平家・七〉 2 そうなるはずである。そうなる運命で...
さ・り【然り】
[動ラ変]《副詞「さ」に動詞「あり」の付いた「さあり」の音変化》そうである。そのとおりである。そのようである。「おい、—・り、—・りとうなづきて」〈源・玉鬘〉
さり‐ぬ◦べし【然りぬべし】
[連語]《動詞「さり」(ラ変)の連用形+連語「ぬべし」》 1 そうであるはずだ。適当である。「—◦べき物やあると、いづくまでも求め給へ」〈徒然・二一五〉 2 相当である。身分がよい。「—◦べから...
のど‐け・し【長閑けし】
[形ク] 1 落ち着いてのんびりしている。のんきでゆったりしている。「世の中にたえて桜のなかりせば春の心は—・からまし」〈古今・春上〉 2 天候が穏やかである。のどかで、うららかである。《季 春...
し‐たい【四諦】
《「諦」は真理の意》仏語。迷いと悟りの両方にわたって因と果とを明らかにした四つの真理。苦諦・集諦(じったい)・滅諦・道諦。この世はすべて苦であること、その苦の因は煩悩(ぼんのう)であること、その...