むいん‐こうい【無因行為】
財産上の出捐(しゅつえん)行為において、原因(契約など)が法律上無効であっても、それ自体は有効とされる行為。例えば手形行為で、売買代金として手形を交付したときは、たとえ売買が無効とされた場合でも...
むかん‐の‐ていおう【無冠の帝王】
1 特別な地位や肩書きをもっていないが、実質的な実力を備えている人。 2 スポーツなどのある分野で、第一人者の実力を有しながら、大きなタイトルを獲得できないでいる人。 3 《権力に屈しないという...
むかん‐しょう【無汗症】
高温多湿な環境でも発汗がみられない疾患。全身性のものと局所性のものがある。全身性無汗症には先天性のものと、シェーグレン症候群などの疾患や薬剤の使用に伴って発症する後天性のものとがある。局所性無汗...
ムーレイイスマイル‐びょう【ムーレイイスマイル廟】
《Mausolée de Moulay Ismaïl》モロッコ北部の都市メクネスの旧市街にある霊廟。18世紀初頭に建造。アラウィー朝のムーレイ=イスマイルの墓がある。同国で唯一、イスラム教徒以外...
ミラウツィ‐きょうかい【ミラウツィ教会】
《Biserica Mirăuţi》ルーマニア北東部の都市スチャバにある教会。14世紀の創建。16世紀までモルドバ公国の主教座が置かれ、モルドバ公の戴冠式が行われた。内部には「オリーブ山の祈祷者...
ミュンスターバーグ‐さくし【ミュンスターバーグ錯視】
《Münsterberg illusion》錯視の一つ。直線の上下に白と黒の正方形を互い違いにずらして並べたとき、直線が傾いて見えること。ドイツ出身の医者・心理学者ミュンスターバーグが発表。この...
む‐けい【無稽】
[名・形動]根拠がないこと。でたらめであること。また、そのさま。「それほど—な(の)議論でもあるまい」「荒唐—」
みどり‐の‐カーテン【緑のカーテン】
窓の外に、アサガオやヘチマなどのつる性の植物をすき間なく植えて、幕のように繁らせたもの。壁面緑化に用いられる。繁った葉が直射日光をさえぎり、また蒸散によって発生した水蒸気が打ち水のような効果をも...
ミトコンドリア‐びょう【ミトコンドリア病】
細胞内でエネルギーを産生するミトコンドリアの機能が低下することによって起こる病気の総称。体内でも特に多くのエネルギーを必要とする中枢神経系・骨格筋・心筋に障害をきたすことが多い。指定難病の一つ。...
みなまた‐びょう【水俣病】
有機水銀による中毒症。中枢神経が冒され、手足のしびれ、言語障害、目や耳の機能喪失を起こし、重症では死亡することもある。水俣市に昭和28年(1953)ごろから発生。チッソ水俣工場の廃水中に含まれる...