アドニス【Adōnis】
ギリシャ神話で、女神アフロディテに愛された美青年。イノシシの牙(きば)にかかって死んだ彼の血からアネモネの花が生えたという。死後によみがえる植物神として説明される。 [補説]作品名別項。→アドニス
アナカプリ【Anacapri】
イタリア南部、ナポリ湾の南に浮かぶカプリ島西部の一地区。同島の最高峰ソラーロ山の麓に位置し、頂上との間を結ぶリフトがある。マジョリカという色絵陶器のタイル絵で旧約聖書の楽園追放を床一面に描いた、...
アナケナ【Anakena】
南太平洋の東部、チリ領のイースター島北部の海岸。白い砂浜が広がり、伝説の王ホツマツアが上陸したとされる。プカオという赤い帽子のような石材を載せたモアイ像が立つアフナウナウという遺跡がある。
あなと【穴門/穴戸】
関門海峡の古称。また、長門国の古称。「穴(な)が門(と)」と読んだという説もある。
アナムネーシス【(ギリシャ)anamnēsis】
《想起の意》プラトンの説く真理認識に至る過程。人間の魂は、肉体に宿る前に天界で眺めていたイデアを想起することによって真理を認識するというもの。想起説。
あなもり‐いなり【穴守稲荷】
東京都大田区羽田にある稲荷神社。祭神は豊受大神(とようけのおおかみ)。文化2年(1805)創建。新田開拓の時、風浪により堤防に大穴があいたので、稲荷大神を勧請(かんじょう)したものという。
アニサキス‐しょう【アニサキス症】
アニサキスという線虫が引き起こす感染症。アニサキスの幼虫がいる海産魚介類を生食し、数時間後に幼虫が胃壁や腸壁に食いつくことによって、強い腹痛や嘔気・嘔吐を引き起こす。じんましんなどのアレルギー症...
豈(あに)図(はか)らんや
(多く文末を「とは」で結ぶ)全く思いがけないことが起こったという気持ちを表す。意外にも。「—彼が犯人であったとは」
アニマティック【animatic】
映画製作の準備段階において、従来の絵コンテに相当する各カットの画面構成などを、簡単なコンピューターグラフィックスで映像化したもの。撮影前にスタッフと出演者が最終的な画面構成について共通認識をもち...
あねは‐の‐まつ【姉歯の松】
宮城県栗原市金成姉歯(かんなりあねは)にあった松。小野小町の姉または松浦佐用姫(まつらさよひめ)の姉の墓上に植えた五葉松という。[歌枕]「栗原の—をさそひても都はいつと知らぬ旅かな」〈夫木・二九〉