ときのうつろい【時の移ろい】
《原題、(ラテン)Tempora mutantur》ハイドンの交響曲第64番イ長調の通称。1773年頃の作曲。通称の由来は不明。
とき‐の‐うん【時の運】
その時々の運・不運のめぐりあわせ。「合格、不合格は—」
ときのおどり【時の踊り】
《原題、(イタリア)Danza delle ore》ポンキエッリのオペラ「ラ‐ジョコンダ」の第3幕第2場の管弦楽曲。舞踏会のシーンで演奏されるバレエ音楽であり、のちに映画やポピュラー音楽などで使...
とき‐の‐かね【時の鐘】
時刻を知らせるために打つ鐘。また、その鐘の音。ときがね。
ときのかんかく【時の感覚】
《原題、(イタリア)Sentimento del Tempo》イタリアの詩人、ウンガレッティの詩集。初版は1933年刊行。決定版はモンタドーリ社版全詩集「ある男の生涯」の第2巻として、1943年...
とき‐の‐きざみ【時の刻み】
「漏刻(ろうこく)」に同じ。
とき‐の‐きねんび【時の記念日】
6月10日。時間への認識を新たにするため設けられた記念日。天智天皇10年(671)のこの日に水時計が初めて作られたことによる。《季 夏》
とき‐の‐くい【時の杙】
時の簡(ふだ)を支えるための杙。「—さす音など、いみじうをかし」〈枕・二九〇〉
とき‐の‐こえ【鬨の声】
士気を鼓舞(こぶ)するために、多数の人が一緒に叫ぶ声。「軍勢が—を上げる」→鬨1
とき‐の‐そう【時の奏】
昔、宮中で時刻を奏上したこと。亥(い)の初刻から寅(とら)の刻の終わりまで、官人が一刻ごとに奏した。→時の簡(ふだ)