に◦けむ
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の連用形+過去の推量の助動詞「けむ(けん)」》きっと…ただろう。…てしまっただろう。「いづくには鳴きもし—◦けむほととぎす我家の里に今日のみそ鳴く」〈万・一四八八〉
なら‐なくに
[連語]《断定の助動詞「なり」の未然形+連語「なくに」》…ではないのに。「めづらしき声—ほととぎすここらの年を飽かずもあるかな」〈古今・賀〉
なんぱせん【難破船】
《原題、The Shipwreck》ターナーの絵画。カンバスに油彩。自然の脅威に翻弄される人間の姿を、劇的な表現で描いた海景画。ロンドン、テートギャラリー所蔵。
ならえ‐ほん【奈良絵本】
奈良絵を挿絵とした一種の絵本。御伽草子(おとぎぞうし)を主とし、金泥(きんでい)・銀泥を用いた細密華麗な描写のものもある。わかりやすく明快な表現が愛され、庶民に普及した。
なく‐に
[連語]《打消しの助動詞「ず」のク語法「なく」+格助詞「に」》 1 詠嘆的な打消しを表す。…ないことだなあ。「苦しくも降り来る雨か三輪の崎狭野(さの)の渡りに家もあら—」〈万・二六五〉 2 詠嘆...
など‐か【何どか】
[副]《副詞「など」+係助詞「か」から》どうして…か。「藤波の茂りは過ぎぬあしひきの山ほととぎす—来鳴かぬ」〈万・四二一〇〉
なないろ‐づけ【七色漬(け)】
梅びしお・桜の花・ほととぎす巻きなど7種類を取り合わせた漬物。神奈川県小田原の名産。
とり‐かぶと【鳥兜/鳥甲】
1 舞楽の襲装束(かさねしょうぞく)に用いるかぶり物。鳳凰(ほうおう)の頭をかたどり、厚紙に金襴(きんらん)・紅絹(もみ)などをかぶせて作る。曲により形式・色彩などが異なる。 2 キンポウゲ科の...
と‐よ
[連語]《格助詞「と」+間投助詞「よ」》 1 (多く「だとよ」の形で)他から伝え聞いた意を表す。揶揄(やゆ)する意を含むこともある。…ということだよ。…だそうな。「夜中に地震があったんだ—」「あ...
と‐う【杜宇】
ホトトギスの別名。