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[連語]《打消しの助動詞「ず」のク語法「なく」+格助詞「に」》
  1. 詠嘆的な打消しを表す。…ないことだなあ。

    1. 「苦しくも降り来る雨か三輪の崎狭野 (さの) の渡りに家もあら―」〈・二六五〉

  1. 詠嘆的に打消し、逆接的に接続する意を表す。…ないことなのに。

    1. 「やどりせし花橘 (はなたちばな) も枯れ―などほととぎす声絶えぬらむ」〈古今・夏〉

[補説]「に」は詠嘆の終助詞とも。主として和歌に用いられ、上代では1の意で文末の用法が多く、平安時代以降は2の意で文中の用法が多い。