ところ‐の‐しゅう【所の衆】
平安時代、蔵人所(くろうどどころ)に属して雑事をつとめた者。六位の者の中から選ぶ。衆。
ところ‐の‐もの【所の物】
その土地の産物。
ところ‐ばらい【所払い】
江戸時代の刑罰の一。居住の町村から追放し、立ち入りを禁止するもの。所構え。
ところ‐ばんち【所番地】
居住地などの地名と番地。
ところ‐へ
[接]接続詞「ところに」に同じ。「又心配になる。—野々宮から電報が来た」〈漱石・三四郎〉 [連語](「…たところへ」「…ているところへ」などの形で接続助詞的に用いて)ある事態になったその時に...
所(ところ)へ持(も)って来(き)て
ある事に加えて、また別の事が起こる意を表す。「風邪をひいた—足まで挫いてしまった」
ところ‐まだら【所斑】
[名・形動] 1 所々まだらでむらのあること。また、そのさま。「貧相な顔に—な厚化粧をして」〈志賀・真鶴〉 2 所々を省略すること。また、そのさま。「—に言ひきかせければ」〈咄・醒睡笑・五〉
ところを
[接助]《形式名詞「ところ」+格助詞「を」から》通常のやり方や予期・予定などに反することを行う意を表す。本当なら…のに。「こちらから行くべき—来ていただく」「縦に並べる—横にする」
所(ところ)を◦得(え)る
よい地位や境遇を得る。適した職を得て力を発揮する。「—◦得て存分に活躍する」
所(ところ)を置(お)・く
遠慮する。はばかる。「この世には我に所置き給ふべし」〈大鏡・時平〉