とこ‐ざし【床挿(し)】
挿し木の際に、畑の苗床に挿し穂を挿すこと。
とこし‐え【常しえ/長しえ/永久】
[名・形動]いつまでも続くこと。また、そのさま。永遠。永久。とこしなえ。「—の命」「この愛よ、—に続け」
とこしく‐に【常しくに】
[副]いつまでも。永久に。「すめろきの神の宮人ところづらいや—我かへり見む」〈万・一一三三〉
とこし‐なえ【常しなえ/長しなえ/永久】
[形動][文][ナリ]「とこしえ」に同じ。「驕る眼は—に閉じた」〈漱石・虞美人草〉
とこ‐しばり【床縛り】
牛車(ぎっしゃ)の屋形と車軸とを結びつける縄。
とこ‐しめ【床締め】
水漏れを防ぐために、水田の床に粘土を入れること。
とこ‐じょうず【床上手】
[名・形動]床あしらいが上手なこと。閨房の技術にたけていること。また、そのさまや、その人。「—な遊び人」
とこ‐じらみ【床虱】
半翅(はんし)目トコジラミ科の昆虫。体長約5ミリ、体は扁平な円盤状で、赤褐色。家屋内にすみ、人から吸血する。南京(ナンキン)虫。とこむし。
とこ‐すずみ【床涼み】
夏の夜、屋外に床を出して涼むこと。特に、京都の四条河原での納涼をいう。
とこ‐ずれ【床擦れ】
[名](スル)長い病床生活で、腰・肩・くるぶしなど骨の出た部分が体重の圧迫によって血行不順となり、壊死(えし)に陥ること。蓐瘡(じょくそう)。