としは‐づき【年端月】
陰暦正月の異称。
と‐しば【鳥柴】
鷹狩りの獲物を人に贈るとき、その鳥を結びつけた木。初めは柴につけたが、のち季節に応じて松・梅・桜・楓(かえで)などの枝を用いた。鳥付け柴。とりしば。
とし‐ばい【年延い】
[名・形動ナリ] 1 「としばえ」に同じ。「ちゃうどお前の—で、格好もそのまま」〈浄・冥途の飛脚〉 2 年齢にふさわしい思慮分別があること。また、そのさま。「徳兵衛殿はこなたかと、—なる仁体なり...
とし‐ばえ【年延え】
年のほど。年かっこう。年ごろ。「恋もなされた御—と」〈露伴・新浦島〉
としひさ‐に【年久に】
[副]ながい年月。年久しく。「—纈(ゆはた)の帯をとりしでて神にぞまつる妹(いも)に逢はんと」〈夫木・三三〉
とし‐び【年日】
生まれた年の干支(えと)と同じ干支の日。当日は灸治(きゅうじ)などを避けるとされる。
年(とし)深(ふか)・し
多くの年月を経ている。また、年老いている。「—・き身の、かうぶりをかけむ、何か惜しからむ」〈源・若菜下〉
としぶんしゅう【都氏文集】
平安前期の漢文集。6巻(現存3巻)。都良香(みやこのよしか)の作を、元慶4年(880)ころに門下生が編集したもの。
としべつ‐がわ【利別川】
北海道南東部を流れる川。石狩山地南東にある標高1230メートルの東三国山に源を発し、豊頃町で十勝川に合流する。長さ150キロ。
とし‐ま【年増】
娘盛りを過ぎた女性。一般に30歳代半ばから40歳前後までの女性をいう。江戸時代には20歳前後を年増、20歳を過ぎてから28、9歳ぐらいまでを中年増、それより上を大年増といった。