みみ‐ふ・る【耳旧る】
[動ラ上二]聞きなれて珍しくなくなる。「興ある朝夕の遊びに—・り、目馴れ給ひけれ」〈源・若菜下〉
耳(みみ)を揃(そろ)・える
《大判・小判の縁をそろえる意から》全額を不足なく用意する。「借金を—・えて返す」
見(み)も知(し)らぬ
一度も見たこともなく、まったく知らない。「—他人に助けられる」
脈(みゃく)が上(あ)が・る
1 脈拍が絶える。死ぬ。 2 見込みがなくなる。希望が絶える。「六十ぢゃあ—・ったよのう」〈滑・浮世風呂・二〉
脈(みゃく)を◦見(み)る
1 「脈を取る」に同じ。「運動後に—◦見る」 2 見込みがあるかどうか探る。「鎌を掛けて、それとなく—◦見る」
みや‐ぎ【宮木】
《「みやき」とも》 1 宮殿・神殿を造営するための用材。「—引く泉の杣(そま)に立つ民の休む時なく恋ひ渡るかも」〈万・二六四五〉 2 宮殿の樹木。「荒れにけり志賀の都の秋風に一人や月の—守(も)...
みやこ‐おち【都落ち】
[名](スル) 1 都にいられなくなって、地方へ逃げ出すこと。「平家の—」 2 都会、特に東京を離れて、地方へ転勤・転居などをすること。
みやこ‐どり【都鳥】
1 チドリ目ミヤコドリ科の鳥。全長約45センチ。頭と背が黒色、腹が白く、足とくちばしが赤い。日本では迷鳥とされるが飛来記録は少なくなく、春秋や冬に海岸でみられ、二枚貝をこじあけて食べる。みやこし...
みや‐じ【宮仕】
掃除などの雑役に従事した下級の社僧。「御裁許なくして、神人—射殺され」〈平家・一〉
みやび‐か【雅びか】
[形動ナリ]「みやびやか」に同じ。「わざとはなくて言ひ消つさま、—によしと聞き給ふ」〈源・松風〉