なま・し【生し】
[形シク] 1 なまである。新鮮である。「—・しき鯛はいみじき物ななり」〈今昔・二八・三〇〉 2 十分に熟練していない。未熟である。「衆生の機—・しき時は感応なし」〈沙石集・二〉
な◦まし
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「まし」》 1 (多く上の仮定表現を受けて)きっと…していただろう。「白玉か何ぞと人の問ひし時露と答へて消え—◦ましものを」〈伊勢・六〉 2 (...
なま‐しぞく【生親族】
血縁の近くない親族。「—だつ人とぶらひにものしたり」〈かげろふ・中〉
なましな【男信】
江戸後期の語学書。3巻。東条義門著。天保13年(1842)刊。漢字音の韻尾にn音とm音の区別があり、それが日本の古い地名表記などに示されていることを考証したもの。
なま‐じゃしん【生写真】
グラビア印刷などではなく、フィルムから直接印画紙に焼き付けた写真のこと。近年では、デジタルカメラで撮影し、修正を加えずにプリントアウトした写真を指すことも多い。
なま‐しゅつえん【生出演】
[名](スル)ラジオ・テレビなどの、生放送の番組に出演すること。
なま‐じょうゆ【生醤油】
⇒きじょうゆ
なま‐しょく【生食】
[名](スル)⇒せいしょく(生食)
なま‐じろ・い【生白い】
[形][文]なまじろ・し[ク]《「なましろい」とも》いくらか白い。また、肌などの色がいやに白い。そのような人の弱々しさについてもいう。なまっちろい。「病み上がりの—・い顔」「やはり—・く笑いなが...