なまり‐ちくでんち【鉛蓄電池】
正極に二酸化鉛、負極に鉛、電解液に希硫酸を用いる蓄電池。自動車用の蓄電池をはじめ、現在最も広く使用されている。
なまり‐ちゅうどく【鉛中毒】
鉛による中毒。重症ではヘモグロビン合成が阻害されるために貧血となり、手の麻痺、腹痛、脳障害などの症状を呈する。鉛を扱う職業や鉛入り白粉(おしろい)使用でみられた。えんちゅうどく。
訛(なま)りは国(くに)の手形(てがた)
言葉の訛りで、その人の出身地がわかるということ。
なまり‐ビスマス【鉛ビスマス】
鉛とビスマスの合金。融点セ氏125度。沸点セ氏1670度。水や空気に触れても激しく反応しないことから、高速炉の冷却材や、加速器駆動未臨界炉における核破砕反応のターゲット物質としての利用が検討され...
なまりフリー‐はんだ【鉛フリー半田】
鉛を含まないはんだ。鉛が環境中に廃棄されると、人体や生物に有害なため、他の金属への置き換えが進められている。錫(すず)・銀・銅および錫・ビスマスの合金が用いられるが、融点が高いなどの問題点がある...
なまり‐ふん【鉛粉】
鉛の粉末。蒔絵(まきえ)の顔料として用いる。
なまり‐ぶし【生り節】
カツオの肉を蒸し、一度だけ火入れして生干しにした食品。煮つけや酢の物などにして食べる。なまぶし。《季 夏》「藁苞(わらつと)に背腹見えけり—/鬼城」
なまりれいきゃく‐こうそくろ【鉛冷却高速炉】
液体の鉛または鉛とビスマスの合金を冷却材として用いる高速炉。第四世代原子炉の一つとして開発が進められている。鉛合金冷却高速炉。LFR(lead-cooled fast reactor)。