な‐よし【名吉/鯔】
ボラの幼魚。いな。「赤女は即ち、赤鯛なり。口女は即ち—なり」〈神代紀・下〉
な‐よせ【名寄せ】
1 人・物・名所などの名を寄せ集めること。また、そのもの。「名所の—」 2 同じ名義で普通預金・定期預金・当座預金など複数の口座を持っている場合、それらを一つにまとめること。本当の預金者を特定し...
なよせ‐ちょう【名寄せ帳】
中世・近世、田畑の面積や年貢額などを、その占有者ごとにまとめて書いた土地台帳。
なよたけ
加藤道夫の処女戯曲。「竹取物語」とジロドゥーの「オンディーヌ」をモチーフとする作品。5幕9場。慶応義塾大の大学院在学中に書き始められ、昭和21年(1946)「三田文学」に発表。昭和26年(195...
なよ‐たけ【弱竹】
《「なよだけ」とも》細くてしなやかな竹。また、女竹(めだけ)の別名とも。なゆたけ。「—の繁れる宿にまとゐしてただ世にそへむ数は知るやは」〈宇津保・沖つ白浪〉 [補説]作品名別項。→なよたけ
なよたけ‐の【弱竹の】
[枕] 1 なよ竹がたわむ意から、「とをよる」にかかる。「—とをよる児らは」〈万・二一七〉 2 竹の節(よ)の意から、「よ」にかかる。「—夜ながきうへに」〈古今・雑下〉 3 竹の節(ふし)の意か...
なよたけものがたり【なよ竹物語】
⇒鳴門(なると)中将物語
なよ‐なよ
[副](スル)力がなくて弱々しいさま。しなやかなさま。「—(と)したからだつき」
なよび‐か
[形動ナリ] 1 手ざわりや肌ざわりがしなやかであるさま。なよやか。「白き御衣どもの—なるに」〈源・総角〉 2 人柄などが、上品でやさしいさま。「—に女しと見れば、あまり情にひきこめられて」〈源...
なよ・ぶ
[動バ上二] 1 しなやかになる。柔らかくなる。「—・びたる御衣ども脱い給うて」〈源・夕霧〉 2 物腰などがなよなよしている。しとやかである。「内侍は、ねびたれど、いたくよしばみ—・びたる人の」...