たて‐ちが・う【立て違ふ】
[動ハ下二]互い違いに立てる。互いに重ならないように立てる。「几帳どもの—・へたるあはひより見通されて」〈源・蜻蛉〉
たち‐な・む【立ち並む】
[動マ四]立って並ぶ。たちならぶ。「上達部の—・み給へるに」〈枕・八九〉
たち‐やま【立山】
富山県の立山(たてやま)の古称。「—に降り置ける雪を常夏に見れども飽かず神(かむ)からならし」〈万・四〇〇一〉
たっ‐て【達て】
[副]無理を承知で強く要求・希望するさま。是非とも。どうあっても。「—欲しいというのではない」「—の願い」「—お前が其処(そこ)を退(ど)かないというのなら」〈露伴・蘆声〉 [補説]「達」は当て字。
タック【TAC】
《total allowable catch》一定の海域における特定の水産資源の量を減少させないための、漁獲量の上限。国連海洋法条約により、沿岸国はTACを定め、自国漁船がこれを満たさない場合は...
だって
[接助]《接続助詞「たって」が、ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞の連用形に付く場合の形》「たって」に同じ。「ここなら泳い—かまわない」 [係助]《断定の助動詞「だ」に係助詞「とて」の付いた「だ...
たて‐かご【立て駕籠】
出発地から目的地まで通して雇う駕籠。通し駕籠。「—ならべて、男ざかりの若い者乗りちらして通りける」〈浮・織留・四〉
たつまつ‐ふう【辰松風】
《江戸中期、辰松八郎兵衛が結い始めたところから》男子の結髪の一。元結で髷(まげ)の根を高く巻き上げ、毛先を極端に下向きにしたもの。これにならって島田髷の根を高く結った髪形を辰松島田といった。
たか‐で【高で】
[副] 1 取るに足りないさま。たかだか。「是皆ひとつにしてから、—二貫目か三貫目」〈浮・胸算用・二〉 2 はじめから。そもそも。「命惜しい程なら—身をうつこともない」〈浄・生玉心中〉
高(たか)きに登(のぼ)るは必(かなら)ず低(ひく)きよりす
《「書経」太甲下から》物事を進めるには順序があり、まず手近なところから始めなければならないことのたとえ。