あお‐うま【青馬/白馬】
1 濃い青みを帯びた黒馬。青毛の馬。また、淡青色や淡灰色の馬。あおごま。「水鳥の鴨の羽色の—を今日見る人は限りなしといふ」〈万・四四九四〉 2 年初の節会(せちえ)の引き馬とする白馬、または葦毛...
あおた‐がり【青田刈(り)】
1 稲が未熟なうちに刈り取ること。 2 「青田買い2」に同じ。 [補説]2は、本来の言い方である「青田買い」の誤りが近年になり広まったもの。
あお‐だけ【青竹】
《「あおたけ」とも》 1 幹が青々としている竹。 2 染め色の名。鮮やかな緑色。 3 笛。「—を雲の上人吹きたてて春の鶯さへづらすなり」〈夫木・三二〉
あお‐びょうたん【青瓢箪】
1 初秋の、まだ熟していない青いヒョウタン。青ふくべ。青ひさご。 2 やせて顔色の青白い人をあざけっていう語。うらなり。青箪(あおたん)。
あお‐やか【青やか】
[形動ナリ]青々としているさま。「築地の上の草—なるも」〈和泉式部日記〉
あか・う【贖ふ/購ふ】
[動ハ四]《「あがなう」の古形。「あがう」とも》 1 金品などを提供して罪などを償う。「その科(とが)を—・ひてのちは、また天上に帰り来たるべきなり」〈唐物語〉 2 買い求める。「銭十万を以て此...
あかかび‐びょう【赤黴病】
植物病害の一。主にフザリウム属菌を病原菌とし、感染により麦類などの植物の種子に登熟の阻害、不稔の被害を生じさせる。また、赤かび病原菌は人体に中毒症状を引き起こすデオキシニバレノール(DON)など...
あかし‐の‐ちゅうぐう【明石の中宮】
源氏物語の登場人物。光源氏と明石の上との娘。今上帝の中宮となり、匂宮(におうみや)らを産む。明石の姫君。明石の女御(にょうご)。
あか‐しんぶん【赤新聞】
扇情的な暴露記事を主とする低俗な新聞。明治中期、大衆紙「万朝報(よろずちょうほう)」が赤みを帯びた用紙で、暴露摘発記事を載せたことによる。→イエロージャーナリズム
あか‐じ・みる【垢染みる】
[動マ上一]垢が染みついて汚れる。「—・みた身なり」