はん‐じょう【煩擾】
わずらわしいほど乱れること。ごたごたと乱れること。「胸底の—をじっと押しこらえているにしては」〈里見弴・多情仏心〉
でき‐すぎ【出来過ぎ】
[名・形動] 1 作物などが必要以上にできること。また、そのさま。「—で値が下がる」 2 予想や能力を超えてうまくゆくこと。また、そのさま。「彼にしては—な成績だ」
でき‐す・ぎる【出来過ぎる】
[動ガ上一][文]できす・ぐ[ガ上二] 1 作物が必要以上にできる。「稲が—・ぎる」 2 普通以上に、また、能力以上にうまくゆく。「私にしては—・ぎた試験結果」 3 話が、つくり話のようにうまく...
にろく‐つい【二六対】
漢詩の平仄(ひょうそく)上の規則の一。七言の近体詩で、同一句の第2字と第6字とは平仄を同じにしなければならないこと。また、同一句の第2字と第4字とは平仄を同じにしてはいけないこととあわせて、二四...
白刃(はくじん)前(まえ)に交(まじ)われば流矢(りゅうし)を顧(かえり)みず
《「宋書」袁顗伝より》白刃が目の前で交差するような切迫した状況下では、飛んで来る流れ矢をかえりみている余裕などない。大難を前にしては、小難を顧みる余裕のないことのたとえ。
一寸(いっすん)の虫(むし)にも五分(ごぶ)の魂(たましい)
どんな弱小なものにも、それ相応の意地や考えがあって、ばかにしてはいけないということのたとえ。