て‐ば
[連語]《完了の助動詞「つ」の未然形+接続助詞「ば」》…たならば。「わが齢(よはひ)君が八千代にとりそへてとどめおき—思ひいでにせよ」〈古今・賀〉
かりそめ‐にも【仮初めにも】
[副] 1 (あとに打消しの語を伴って)打消しの意味を強める語。決して。仮にも。「—法を犯してはならない」 2 わずかでも。いささかでも。仮にも。「—逆らう者があれば罰せられる」 3 十分でない...
かにも‐かくにも
[副]「かにかくに」を強めた語。とにかく。いずれにせよ。「白髪生ふることは思はず変若水(をちみづ)は—求めて行かむ」〈万・六二八〉
かりに‐も【仮にも】
[副] 1 (あとに打消しの語や反語を伴って)打消し・反語の意味を強める。決して。いささかでも。かりそめにも。「—良心を欺くようなことはしたくない」 2 十分でないにせよ、一応ある事実があること...
け‐ごろも【褻衣】
ふだん着。けぎぬ。「この衣(きぬ)の色白妙になりぬともしづ心ある—にせよ」〈和泉式部集・上〉
今日(きょう)の後(のち)に今日(きょう)なし
今日という日が過ぎれば二度と同じ日は来ない。1日1日を大切にせよという意。
で‐あれ
[連語] 1 …であっても。…であるにせよ。「それがなん—かまわない」 2 (「…であれ…であれ」の形で)事柄を列挙し、そのいずれにも判断や行為が影響されないことを表す。…であっても…であっても...
どう‐せ
[副]《副詞「どう」+動詞「す」の命令形「せよ」の音変化から》 1 経過がどうであろうと、結果は明らかだと認める気持ちを表す語。いずれにせよ。結局は。「—勝つんだ、気楽にやろう」「—やるなら、は...
やしない【養い】
1 やしなうこと。育てること。養育。 2 栄養となるもの。栄養物。滋養分。また、植物の肥料。「竹が熟した時に—が十分でないから軽い竹になるのです」〈露伴・幻談〉 3 一家が暮らしていくためにかか...
はこ‐いり【箱入り】
1 箱に入れてあること。また、箱に入っているもの。「—のチョコレート」 2 大切にしまっておくこと。また、大切にしているもの。「—のひとり息子」「この練れた—の思案を聞いて手本にせよ」〈浮・曲三...