うけ‐しょ【請所】
中世、守護・地頭や名主などが荘園領主に対して年貢納入を請け負い、その代わりに荘園管理の全権をゆだねられる制度。うけどころ。
うけ‐しょ【請(け)書】
1 依頼などに対して承知した旨を書いて相手に差し出す文書。承諾書。うけがき。 2 確実に受け取ったという証明書。受領書。
うけとり‐しょうしょ【受取証書】
債権者が債務の弁済を受けたことを証明するために、債務者に対して交付する証書。
うけ‐ぶみ【請文】
上司または身分の上の者の仰せに対して承諾したことを書いた文書。請け書き。請け書(しょ)。散状。「御—のおもむき僉議(せんぎ)せらる」〈平家・一〇〉
うけ‐もどし【受(け)戻し/請(け)戻し】
[名](スル) 1 債務者が借金を弁済して、入質した物や借用証書を取り戻すこと。 2 債務者が手形・小切手などの支払いに際し、所持人に対して証券の返還を求めること。
うさぎ‐こうもり【兎蝙蝠】
ヒナコウモリ科のコウモリ。体長4、5センチに対して3、4センチという長大な耳をもつ。昆虫を食べる。ヨーロッパ・アジアに分布し、日本では亜高山帯の森林に多い。
うしろ‐だおし【後ろ倒し】
《「前倒し」に対して作られた語。「あとだおし」とも》予定の時期を先に延ばすこと。先送り。「開始時期を—にする」
うしろ‐むき【後ろ向き】
1 背中や物の後ろ側をこちらに向けていること。⇔前向き。 2 後ろに向かうこと。「—に倒れる」 3 時代の流れや望ましい方向に対して逆の方へ向いていること。考え方などが消極的なこと。「—の政策」...
う‐しん【有心】
1 思慮・分別の深いこと。「大人びて—に物し給ふ人にて」〈栄花・根合〉 2 中世の歌学における美的理念の一。心情と言葉とが統一され、華やかさの中に寂しさを漂わす妖艶(ようえん)な余情美。心あり。...
うしん‐れんが【有心連歌】
滑稽を主眼とした無心連歌に対して、和歌を基準とし、優雅な題材・用語などを用いる連歌。純正連歌。柿(かき)の本(もと)。