ねぎ‐とろ【葱とろ】
マグロなどの皮の裏にある脂身や中落ちの身をそぎ落とし、きざんだアサツキなどを散らしたもの。軍艦巻きや丼ものにする。 [補説]語源未詳。口に入れると、とろりと溶けるような食感からともいう。
ねぎ‐なんばん【葱南蛮】
かけそば・かけうどんに、煮たネギと油揚げをのせたもの。ねぎなん。
ねぎ‐ぼうず【葱坊主】
ネギの花。球状の花を坊主頭に見立てていう。《季 春》「—雨降ればまたさむくなる/林火」
ねぎ‐ま【葱鮪】
ネギとマグロを使った料理。ねぎま鍋・ねぎま汁など。《季 冬》
ねぎ‐ま【葱間】
《語源未詳》焼き鳥のうち、肉と長ネギを交互に串に刺したもの。
ねぎま‐なべ【葱鮪鍋】
マグロとネギを調味した汁で煮ながら食べる鍋料理。《季 冬》
ねぎ‐みそ【葱味噌】
細かく刻んだ長ネギを入れたなめ味噌。風呂吹きにつけたり、握り飯の具にしたりする。
ねぎやまぶし【禰宜山伏】
狂言。禰宜と山伏が茶店で争い、亭主の提案で大黒天を祈り合って験(しるし)のあるほうを勝ちとすることにしたが、大黒天は禰宜のほうばかり向いて浮かれる。
ねぎらい【労い/犒い】
相手の労苦をいたわること。「—の言葉をかける」
ねぎら・う【労う/犒う】
[動ワ五(ハ四)]苦労や骨折りに感謝し、いたわる。現代では、同等または下の人に対して用いる。「従業員の労を—・う」