ねこ‐の‐め【猫の目】
《猫のひとみは明るさにより形が変わるところから》非常に変化しやすいことのたとえ。「政策が—のように変わる」
ねこのめ‐そう【猫の目草】
ユキノシタ科の多年草。山中の湿地に生え、高さ5〜20センチ。茎は地をはい、葉は広卵形。3、4月ごろ、苞(ほう)をもつ黄色い小花が集まってつく。二つに裂けた果実は、猫の目を思わせる。《季 春》
ねこ‐はぎ【猫萩】
マメ科の多年草。草地に生える。全体に毛が多く、茎は地をはい、葉は楕円形の3枚の小葉からなる複葉。夏から秋、葉の付け根に、白い小さい蝶形(ちょうけい)の花を数個ずつつける。
ねこはしっていた【猫は知っていた】
仁木悦子の長編推理小説。昭和32年(1957)、第3回江戸川乱歩賞を受賞して刊行された、著者のデビュー作。
ねこ‐はち【猫八】
江戸時代の物乞いの一。猫・犬・鶏などの鳴き声をまねて金品をもらって歩いた者。
ねこばし【猫橋】
《原題、(ドイツ)Der Katzensteg》ズーダーマンの長編小説。1889年刊。
ねこ‐ばば【猫糞】
[名](スル)《猫が、糞(ふん)をしたあとを、砂をかけて隠すところから》悪いことを隠して素知らぬ顔をすること。また、拾得物などをこっそり自分のものとすること。「拾った物を—する」
ねこばばのいるまちで【ネコババのいる町で】
滝沢美恵子の短編小説。平成元年(1989)、第69回文学界新人賞、第102回芥川賞受賞。
ねこひっかき‐びょう【猫引っ掻き病】
グラム陰性菌の一種が感染することによって起こる感染症。病原菌をもつネコに引っかかれたり、噛まれたりすることで感染するが、ネコに対してはまったく病原性はない。咬傷(こうしょう)後に炎症が生じ、リン...
ねこ‐ひばち【猫火鉢】
中に入れた火桶を上から覆うようにし、側面に穴をあけた火鉢。布団の中に入れて足を温めるもの。ねこ。